4 データのプロット

4.1 データファイルの利用

plotコマンドで、関数の式の変わりにデータファイルのファイル名を指定すると そのファイルを読み込んでグラフを描きます。 例えば、テキストエディターなどで次のようなファイルを作ります。

# sample
0.0        1.0000
0.1        1.0250
0.2        1.0300
0.3        1.0227
0.4        1.0081
0.5        0.9891
ファイル名を file として保存したとします。 GNUPLOT上で
gnuplot> plot "file"
とすると、データを読みとってグラフを描いてくれます。 表の最初の列が x座標 、次の列が y座標を表します。

ただし、この例ではデータは点でプロットされます。 これを変更するには、withオプションを使います。

gnuplot> plot "file" with lines
とすれば、線でつながれます。linespoints とすれば、線と点で描きます。

4.2 データファイルの書式

4.3 使用する列を指定

y座標としてn列目を使いたい時には、次のようにします。

gnuplot "filename" using n

例えば、次のようなファイルを使うとします。

# sample 2
0.0        1.0000        1.0000
0.1        1.0250        0.2000
0.2        1.0300        -0.2900
0.3        1.0227        -0.5860
0.4        1.0081        -0.7607
0.5        0.9891        -0.8597
ここで
gnuplot> plot "file" using 2 with lines
とすると、y座標として2列目をつかい、
gnuplot> plot "file" using 3 with lines
とすると、3列目を使います。1列目はx座標になります。

1列目以外をx座標として使いたい時には、次のようにします。

gnuplot "filename" using colmn_x : column_y
column_xでxを表す列、column_yでy座標を表す列を指定します。

例えば、x座標として2列目、y座標として3列目を使いたい時には、

gnuplot> plot "file" using 2:3 with lines
とします。


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