2.6 グラフの環境設定

2.6.1 設定する/設定を見る : set,show

グラフの設定を変更するには、setコマンドを使います。また、showコマンドは設定 を見る時に使います。

set it option
gnuplot> show all
とすると、全ての設定を見る事ができます。

2.6.2 グラフの再表示 : replot

setコマンドを実行しただけではグラフは変化しません。plotコマンドをつかうか、 直前のグラフを再表示するreplotコマンドを使います。

replot {expression...}
expressionを指定すると、直前のグラフに加えてexpressionのグラフを 表示します。

2.6.3 表示する範囲の指定

x軸の範囲の指定は set xrange で行います。

set xrange [ x_min : x_max ]
標準では、-10から10です。これを0から4*piに変更してみましょ う。
gnuplot> set xrange [0:4*pi]
gnuplot> replot
結果はFigure2.4になります。

範囲指定

yの範囲は自動的に決まりますが、

set yrange [ y_min : y_max ]
と指定する事もできます。

また、plotコマンドで範囲を指定する事もできます。

plot { [ x_min : x_max ] { [ y_min : y_max ] } } expression { , expression ... }

2.6.4 軸の表示

座標軸を表示するかどうかを設定するには、

set {no}zeroaxis
set {no}xzeroaxis
set {no}yzeroaxis
とします。noを付けない時は、それぞれ、x軸とy軸、x軸のみ、y軸のみを表示します。 noをつけると表示しません。

これに限らず、表示の有無を設定するものの場合、noをつけると表示せず、つけないと 表示します。

2.6.5 外枠の表示

外枠の表示の切替えは

set {no}border
とします。

2.6.6 目盛りの変更

軸の目盛りの設定は、set xtics および set ytics で行います。それぞれ、x軸とy 軸の目盛りを設定します。 ともに、2種類の書式があります。

set xtics {align} start , incr {, end }
この書式では、startからendまでの間をincrごとに区切って目盛 りをつけます。endを省略すると、グラフの最後まで目盛りを付けます。

任意の位置に目盛りを付けるには、次の書式を使います。

set xtics {align} ( {"label"} pos ,{"label"} pos ... )
"label"を指定すると、数値の代わりにその文字列が表示されます。

いずれの書式でも、alignには border または axis を指定する事ができ ます。表示位置をそれぞれ外枠の位置、座標軸の位置に設定します。 単に、

gnuplot> set xtics axis
のように使う事もできます。

2.6.7 格子の表示

set {no}grid
で、格子(グリッド)の表示を切替えます。格子の線は、目盛りの位置に描かれます。

2.6.8 グラフの説明(キー)の設定

画面の右上の、グラフの説明(キー)の表示を切替えるには、

set {no}key
とします。

plotコマンドを使う時、キーに任意の文字列を指定する事もできます。

plot expression { title "label"} {,expression { title "label"} ... }
とすると、"label:が設定されます。

また、表示する位置を指定する事もできます。

set key pos_x , pos_y
pos_x , pos_yは、グラフ上の座標を指定します。

2.6.9 線の種類の設定

GNUPLOTは複数の線の種類を持っています。plotコマンドで、

plot expresiion with style {line {point} }
と指定します。 styleはlines(線のみ、デフォルト),points(点のみ),linespoint(線と点),等が あります。 linepointはそれぞれ、線の色と点の形を数字で指定します。線は、印 刷後などカラーでない時には色に対応した点線になります。(Figure2.5)

線と点の種類

2.6.10 軸にラベルを付ける

set xlabel "label"
とすると、x軸にラベルを付ける事ができます。ylabelとすれば、y軸に付きます。

2.6.11 タイトルをつける

グラフにタイトルを付けるには、

set title "title"
とします。

2.6.12 グラフの細かさの設定

GNUPLOTはx軸を細かく分けて計算し、線でつなぐ事によって表示します。そのため、 あまり拡大すると滑らかな曲線になりません。

set samples samples
とすることで、x軸をsamples等分して計算します。デフォルトでは100です。

2.7 実際の使用例

% gnuplot

gnuplot> g(x)=exp(-x/5)
gnuplot> f(x)=g(x)*sin(x)
gnuplot> set xrange [0:4*pi]
gnuplot> set zeroaxis
gnuplot> set noborder
gnuplot> set xtics axis 0,pi/2,2*pi
gnuplot> set ytics ("0.73" f(pi/2),"-0.39" f(3*pi/2))
gnuplot> set grid
gnuplot> set xlabel "x"
gnuplot> set ylabel "f(x)"
gnuplot> set title "f(x)=exp(-x/5)sin(x)"
gnuplot> plot f(x) title "f=exp(-5/x)sin(x)",g(x) title "",-g(x) title ""
結果はFigure2.6の様になります。

実際の使用例
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