force.com

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                     プロセス強制ターミネーター取扱い説明書

                            FORCE.COM  Version 3.10

                         1996/11/15 presented by ＦＥＺ

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●動作環境

        MS-DOS version 3.00 以降、と上位互換品
        ＰＣ－２８６とその互換機（８０８６可）
        IBM - PC/AT とその互換機



◎使用目的

        アプリケーションプログラムを終了する手段がないとき。
        テストプログラムがハングアップしたとき（軽症用）。



◎使用法

        コマンドラインより実行する事で常駐します。
        常駐すると、不正命令実行時、ゼロ除算割り込み発生時、及び任意のタ
        イミングにプロセスを終了させることが出来るようになります。なお、
        不正命令実行検出は２８６以降のＣＰＵを使用している場合にのみ利用
        可能です。

        'I' オプションを付けて常駐させることによって、不正な割り込みを起
        こしうるベクタの飛び先を変更し、不正割り込みが起こったときに強制
        終了できるようになります。このオプションを付けると、常駐量がやや
        増加します。割り込み FF のベクタを見ていますので、これを使用する
        常駐プログラムが FORCE.comの前に常駐している場合は不都合が起こり
        ます。このオプションは PC-9801シリーズでのみ使用可能です。

        'V' オプションを付けて常駐させることによって、プロセス終了時のレ
        ジスタ内容を表示させることが出来るようになります。このオプション
        を付けると、常駐量が増加します。

        'N' オプションは常駐時のみ、内部情報を更新します。環境によっては
        常駐させたくない場合、主にバッチファイル内で使用します。

        'R' オプションで常駐解除することが出来ます。もっとも、この常駐プ
        ログラムの性質上、常駐解除することの意味はないでしょう。

        'I' 'V' オプションは、同時に指定する事ができます。この二つのオプ
        ションは常駐時のみ有効で、それ以外は無視されます。
        例) force iv


        プロセスを終了させたい場合、[CTRL] + [GRPH] + [INS] で強制終了し
        ます。あくまでも正規の終了方法ではありませんので、アプリケーショ
        ンによっては正常に終了しない事もありますし、状況によってはハング
        アップすることもあるかもしれません。

        さらに、[SHIFT] キーを追加して押す事によって、ＤＯＳ内部実行中で
        も終了できるようになります（キー入力待ち等）。ＤＯＳ内部実行中で
        の終了は以後の動作を怪しくしますので、できるだけ使わないようにし
        てください。

        DOS/V で使用する場合は、[CTRL]+[ALT]+[RIGHT SHIFT]で強制終了でき
        るようになります。この場合、[LEFT SHIFT]を併用して押す事により、
        ＤＯＳ内部実行中の強制終了が出来るようになります。



◎注意

        常駐する際に割り込みベクタを保存しますので、このプログラムを常駐
        した以降に、何らかの常駐プログラムを常駐、解除させた場合、保存内
        容と実際の内容が異なってくるため、正常に終了するどころかハングア
        ップを引き起こします。これを防ぐために、コマンドラインから FORCE
        を起動し、内部情報を整合させて下さい。

        なお、ＤＯＳの常駐ファンクションをフックしていますので、これを使
        って常駐するソフトウェアは、常駐時に関してはこの操作を行う必要は
        ありません。解除時は認識できませんので、上記の操作を必要とします。



◎仕様

        使用割り込み番号
          00h   ゼロ除算
          06h   プロセッサ未定義命令
          09h   キーボードハードウェア割り込み
          21h   ファンクションコール、キーププロセス
          2Fh   常駐制御

        常駐時の処理
          割り込みベクタをメモリ内に待避
          不正割り込みのベクタの飛び先を自前のものに飛ぶように変更

        強制終了時、不正命令・ゼロ除算・不正割り込み検出時の処理
          待避していた割り込みベクタを復元
          ディスクリセットを発行し、バッファ内容の無効化。
          常駐時の指定があればレジスタ内容を表示



●云々

        このマニュアル及びプログラム本体の著作権は、ＦＥＺが保有します。
        アーカイブの内容を変更しない限り転載は自由ですが、営利目的の販売
        等は禁止します。
        転載する場合、下記のＩＤに連絡を頂けると非常に嬉しいです。
        感想、要望、バグレポート、苦情、なども下記ＩＤでお待ちしています。

        なお、本プログラムを使用したことによって生じた、いかなる障害、損
        害に対しても、作者であるＦＥＺは、一切の責任を負いません。



●連絡先

                                FENIX           SYSOP           ＦＥＺ
                                STUDIO KAZ      KAZ0027
                                Q NET           QNET0035
                                XXI WORLD       XXIW0248
                                APPLE HOUSE     AHN00336
                                SUNDAY NET      SUN5204
◎アーカイブのダウンロード
force311.lzh