旧き良き時代のコンピュータの話

私がちょっとでもかかわった事が有る、旧いコンピュータを、 かかわった順に、あの頃の事を、落書きしてあります。

PC-8201 アイボリーレッド
1980 年前後だった気もするが、名前からすると 1982 年かも知れない。
ハンドヘルドコンピューター。大きいポケコンとか、 小さいノートパソコンとか言った方が、わかりやすいかもしれない。 今のノートパソコンと比べても遜色無いくらい、ちょっと前の ノートパソコンと比べると PC-8201 の方が薄いと思う。 アイボリーレッドの他に、シルバーがあった。単なる色違いだけれど。
テンキーは無かったと思う。カーソルキーが、3角形4つ、 合わせて4角形になっているのが特徴的。ディスプレーは、 液晶式モノクロを内蔵していて、40桁8行くらいだったと思う。 また、画素も大きく、1文字が横6縦8ドットくらいの様な気がする。
電源は、ACアダプタか、単3乾電池かの、2択だったと思う。
こいつで戦車ゲームをやった事は覚えている。 それ以外は覚えていない。

PC-8001 初代
1980 年に発売された物。名前もその年の下2桁から来ている。
やたら分厚いキーボードと、いかにも「箱」と言った感じの箱から 構成される。ずっと箱の方が本体かと思っていたが、 実は、分厚いキーボードの方が、キーボード一体型本体で、 箱の方は拡張ボックスだった。拡張ボックスには、5inch 1D FDD (容量 160K bytes)を2台内蔵出来た気がするが、 箱の方が本体だと思っていたくらいだから、あまり信用出来ない。
また、箱の方に、音声認識ボードをさせる(こちらは、 今だにマニュアルが残っている……、88用だったりして)。 最近、Voice type だの、音声で MS窓s が動くだの、言っていますが、 そんな物は、既にこの頃から存在していました。 まぁ、音声でコンピュータをあやつれるとしても、 少なくとも HAL9000(同型機の名前、何て言ったっけ?)や U.S.S.Enterprise-D 並みの、優秀なコンピュータでないと、 役に立ちそうも有りませんが。
カーソルキーが、テンキーの上の所に、左右キーと上下キーの 2つきりしか付いていない。シフトキーを押すと、左か右か, 上か下か、変わる。私には使いにくいが、ubora って人は、 使い易いらしい。まぁ、慣れの問題だが。
それから、こいつで、宇宙戦艦ヤマトゲームをやった様な気がする。 でも、PC-6001 だか PC-6601 だかの様な気もする。
それ以外、覚えていない。そりゃ当然だ、古すぎるもの。

PC-6001 だったか PC-6601 だったか
六千番台だったことは覚えているが、60 だったか 66 だったか 忘れた。一時期、PC-6801 だと思っていたくらい、忘れた。 時期は 1980年代初頭だったはず。
キーボード一体型本体。傍目には、分厚いキーボードしか 無い様に見える。記録媒体はテープ。FDD はオプションかなぁ。 OPN(YM2203) だったか、その前身(後継(YM2608)だっけ?)だったかの FM音源を内蔵し、しかも CSM(音源?の名前)で、しゃべる、のは PC-6601mk2SR だけだったか。
ろくすっぽ覚えていないが、こいつに使ったディスプレイは 覚えている。何しろ、今だに現役で使っているのだから (PC-8001/PC-8801 で使っていた物だったりして)。

PC-9801 初代
1982 年頃の気がするが、定かでは無い。PASOPIA の後だった気もする。
分厚いキーボード、箱と言う感じがしない、のっぺりした感じの本体、 外付け 8inch 2D FDD(容量 1MB)2台(オプション)。
ミイソの 1998年初頭の 9800 シリーズの終焉までの、 一時代を築く礎となったマシン。
私が一番気に入っているワープロ、「松」は、この頃からずっと 使い続けている。
唐突に、我が家にやってきて、唐突に、無くなった気がする。 ディスプレイは SONY のトリニトロンを使っていた。

SHARP MZ-2000
PC-9801初代の頃?。キーボード、本体、ディスプレイ、 テープレコーダーが全てつながっているデザイン、と言えば良いのだろうか。 横から見ると、こう、L字型になっている。 グラフィックは横640縦200 ドットだったかな。
親戚の家に有った。5inch 2D FDD が外付け。 さんざんゲームをやった事は覚えている。でも、ゲームの中身は 覚えていない。
あ、宇宙からの侵略UFOを打ち落とすって言う、 アクションゲームは比較的はっきり覚えているなぁ。 そのクローンを、下記の PASOPIA で作った事が有る。 速度的には、駄目だったし、アレンジがだいぶ入って別物になったけれど。 ひょっとしたら作れるくらい、覚えている。でも、2面くらいまでしか 行かなかったからなぁ。ピロピロ(UFOの攻撃),ピロピロ (UFOの攻撃),デデデデ〜ン(基地に直撃)、ってな感じ。 で、ターゲットカーソルをUFOに合わせて撃つと。 一撃必殺だが、チャージに時間がかかる方と、チャージは必要無いが、 何発か当てなければならない方の、2つの攻撃手段が有ったと思う。 あ、砲台ゲームもあったな。これは説明の必要は無いよね。 98 でクローンも作ったな。

PASOPIA
名前からすると、PANASONIC製だろうか。
キーボード一体型本体。ROM カートリッジが2スロット。 テープレコーダーを外付け。5inch 2D FDD 2台を外付け可能。 外見的には、MSX そっくりかもしれない。 単音、単音色(PSG)で、音楽演奏が出来る。 グラフィックは、横160縦100 ドットだったかな。
これも親戚の家にあった。与作(まんま、木こりゲーム)とか、 地雷を避けて行くゲーム(98 でクローンを作った)とか、 マーズパニック(覚えている中ではイチ押し)とか、 STAR SOS(98 でクローンを作った)とか有った。 意外と覚えていないものだなぁ。マーズパニックは良かったなぁ。 ロードランナー風で、デコデコデコデコって穴を掘って、 襲撃者が落ちた時にデコデコデコデコって埋める。 埋めないでいると、這い上がって来て、穴を埋めてしまう。 で、襲撃者を全滅させると面クリア。後の面では、 2フロア分突き抜けて穴に落とさないと埋まらない奴とか、 3フロア分の奴とかいた。STAR SOS は凄い。画面中に星(1ドットの 点だけど)が描かれ、それを避けながら、一番下から一番上まで、 避難船(幅1ドット)を進める。当然止まれない。
で、これで人工無能とか、しりとりとか、 UFOを撃ち落とす、アクションゲームとかつくった (実は 1988 年になってから)。 海王星から順番に、惑星に降りてくるUFOを撃ち落とす。 で、このゲーム、筑波博の影響を受け、後の方の面で、惑星に着陸する 面が有る。ちなみにその次の面は、敵に見つからない様に、 障害物を縦にしながら、進んでいく面だったかな。 ここまで作って、作るの止めた。遅くてアクション性が出せないのだもの。

PC-8801mk2 シリーズ
旧き良き時代の遺産。
細かい事を言うと、mk2 の2は、ローマ数字の2。その方が かっこいいし。個人的には、ミイソの、マシンのデザインや、 文字のデザイン等は、PC-8801mk2SR 〜 PC-9801VX41 の頃が、 一番カッコ良かったと思う。それ以前でも、それ以降でも駄目。
PC-8001mk2 の後に PC-8801 初代 で、その次に PC-8801mk2 シリーズ (ミイソ初のシリーズ?)だから、1983 年頃だと思う。 自宅に有ったかどうかは覚えていない。友人が、PC-8801mk2SR 持っている 奴とか、PC-8801mk2FR とか、いたのは覚えている。
薄いキーボードと、いかにも箱と言った感じの本体(98 初代より 厚いかな、上面積は 98初代よりずっと小さい)、ディスプレイからなる。 本体には、5inch 2D FDD(容量 320KB)を2台横並びに内蔵。 ディスクアクセス音には独特の渋味が有る。
私は、PC-8201 の大きさとデザインを除けば、上記の中で 一番良いマシンだと思う。
で、友人宅に押し掛け、アルボスとか、ボルガードとか、 宇宙の戦士とか、チマチマとか、キャッスルとか、 現代大戦略(見てるだけ)とか、そして THEXDER や SILPHEED などを やった、と思う(挙げてみると、意外と少ないなぁ)。
初めて、まともなプログラム(の様な物)を作ったのも、 このマシン。と言っても、友人の方が強力で、打込の手伝いや、 友人が作った物の感想など求められる程度だったが。
私のコンピュータ観に、直接的に多大な影響を及ぼしたマシン (間接的には PC-8201)。

PC-9801VM0
ミイソの 9800 シリーズの、最初の急上昇の始まりとなった マシン(かな)。最初の急上昇の中堅は VX かな。 しんがりが RA/DA だろうか。(完全に独断と偏見)
PC-9801 初代 が、唐突に無くなった後、1984年に、我が家にやってきた。 それ以来、1996年まで、ずっとメインの現役で使い、今だにサブバックアップ として使い続けている。
薄いキーボード(今の時代、ふつ〜の厚さだが)、ちょっとどっしりした 感じの箱型本体(88 より厚い)、マウス、外付け 8inch 2D 1MB FDD *2。 のちに、外付け 8inch FDD*2 が、外付け 8inch FDD*1 + 5MB HDD に 変わったり、もとに戻ったりを、何度か繰り返した。けっこう謎。
そのころの DOS には、ディレクトリなんぞ無かった。 FEP も単漢字変換だった。そもそも、ミイソ N88-DiskBASIC(86) が 主流だった。駅すぱあとを使い始めたのもこの頃……かなぁ。
その後、3.5inch 2HD 1MB FDD 1台を内蔵。さらにその後 5inch 2HD 1MB FDD 1台追加内蔵。もっと後になって、5inch FDD を撤去して 3.5inch 2HD FDD 2台に換装。正統なマシンでは有り得ない状態となる。

FM7/FM77/FM77AV
雑誌広告や、投稿記事の対応機種になっていたりして、 名前だけ知っている。総天然ショック、だっけ。 PUSHN ROBO が FM77AV 専用でショックだった覚えが有る。

PC-8801VA3
PC-8801 の最後の花火的なマシン。まぁ、さらにその後、 CD-ROM を内蔵した 88MC が出たけれど。
デザインはほとんど忘れた。キーボード、本体、ディスプレイ、の、 標準的な構成。VA2 は 5inch 2HD 1MB FDD を2台内蔵、2HD だと 思ったけれどなぁ。VA3 は 5inch 2HD 1MB FDD 2台に加え、 なんと 3.5inch 2TD 9.6MB FDD を1台内蔵(容量に自信無し)。 グラフィックは、ハードウェアスクロール、スプライトを装備した、 X68000 に優るとも劣らない、優れもの。
X68000 の次に、好きなマシン。でも使った事どころか、 触った事も無い。だから好きになれるのかもしれない。
この時代に、すでに大容量 FDD を積んでいるのだから、 すごかったよね(過去形)。

X1/X1turbo
X68000 の直接的な先祖。日高徹の例の本の、X1turbo 版を、 本屋に通い詰めて立ち読みしたものだった。その後、ちゃんと PC-8801mk2SR 版を買って、PC-9801VM に移植したけれど。 実は私、アセンブリの勉強は、この本と、V20/30 のテクニカルマニュアル (サードパーティー製)しか使っていない。あ、ubora 師匠や、 FEZ 師匠 thomas 仙人コンビにも、ならったけれど。 まぁ、それ以外の BIOS や DOS や HARDWARE の資料も見るけれど。 それ以前に、PC-9801 E/F 用アセンブリ本で勉強しようとしたが、 その時はポシャった。その頃は環境も悪かったし。
その後、PC-9801VM で使っていたトリニトロンが寿命で死んだ時、 X1 対応ディスプレイがやってきたのは、何かの因縁だろうか。
でも、実はよく知らない。

MSX
実はこの頃まで名前しか知らなかった。

PC-9801 E/F/M
1980年代後半、動作確認をしてくれ、ってんで、何度かいじった。
いわゆる旧き良き時代は、過ぎ去る頃。

X68000
言わずと知れた、往年の名機。実に渋くていいかんじのデザイン。
PC-9801VM でCの勉強をするのに、X68000 のCプログラムを 参考にしたのは、X1 に続くさらなる因縁だろうか。 そのせいで、int 型が嫌い。機種によって大きさが違うせいで、 移植性に問題が出るのが、許せないのだ。 ちなみに、この時つかった X68000 のCプログラムは 98 で動く様になりました。直接的な移植だったので、64KB の 壁によるきつい制限があるプログラムになりましたが。 なにかと言うと、life GAME なんですね。 64KB の壁のせいで、領域サイズがちっこい。
毎度お馴染み、もっていない。FEZ 師匠のマシンを いじらせてもらった程度。多分、一番好きなマシン。 でも、使った事が無いから、好きになれるのでしょう。

Last modified on Sat,26 Sep,1998.
FENIX ほめぱげ
G-HAL ほめぱげ
落書きコーナー
Mail to, メールはこちらへ
Suggestion Box, 投書箱
BBS, 掲示板 UserName:BBS、Password:BBS
(C) 1994 G-HAL